9 10万人に1人小脳動静脈奇形破裂によるくも膜下出血
着の身着のままで病院へ。
家族がいるうちは、笑って過ごせましたが、面会時間が終わって一人になった時、気持ちがどん底まで落ちました。
頭がぐるぐるして、涙すらでない。
再出血は、大変危険なので(50%が死亡)絶対安静と言われました。
病名は、10万人に1人の小脳動静脈奇形破裂によるくも膜下出血でした。
私は、おぎゃーと産まれた時(正確にはママのお腹の中)から、小脳の血管に奇形があったようです。
この日初めて知りました。
これはMRIの検査をしない限りは、なかなかわからないようです。
今、奇形の脳血管をお持ちの方がいらっしゃるとしても、出血も起きず、何も気づかずに、一生を終える方もたくさんいらっしゃいますので、奇形=出血ではないようです。
ここはとても大切で、奇形がわかっても気に病まず、定期的(主治医とご相談しながら)に検査しておけば、きっと早めに異変に気づくと思います。
病院に行くきっかけについては、
頭痛と言っても、自分で
「ただの頭痛ではない!」
と思ってしまう方が大半なようです。
私は、
左前の頭がバキッとなる。
頭全体に激痛。
左半分が暗くなる。
左手が勝手悪い。
衝撃的すぎて思わず時計をみました。
ハッキリ時間を覚えてます。
ロレツがまわらない。
自分が崩れる感じがして
ものすごい吐き気。
でも、ガマンできました。
以上が覚えている症状です。
個人差があるので、ご参考ほどにされてください。
1番大切なのは、救急車を呼んだ方がいい方も、いらっしゃいます。
実は私もそーだったようです。
意識があると、なかなか救急車は呼べません。
「大丈夫です!」
と、つい言ってしまいます。
見定めをして、自分を守ってください。
そのような経験をし、気持ちがざわついたら、MRI検査をしていただきましょう。
ただ、簡単にMRI検査はできません。
過剰診療になる可能性もあります。
しっかりお話しされてください。
あと、小脳は大脳より比較的症状は軽いと教えていただきました。
だから、ガマンできたのではないかな?とも教えてくださいました。
でも、私のようにガマンしたらいけないと言われました。
女性は痛みに強いと言いますので、覚えておいてください。
私の頭で大変なことが起こってる?
と疑いながら、
偏頭痛と思って過ごした9日間は、
私にとっては、すごく辛かったです。
ちゃんと診断されて、ホッとしているところもあります。
ぐるぐるごちゃごちゃ混ざって、これはどんな感情なのかも自分でわかりませんでした。
生まれて初めて「死」というワードを突きつけられた日です。
〇頭が割れそうな頭痛
〇吐き気
〇めまい
〇突然の出血死の恐怖
と闘いながら、点滴と検査の連続。
毎日、病室の天井をぼーっと見て過ごすことへの苦痛が積み重なってきました。
明るさだけがとりえな私が、
食べる気力をなくし、
微熱が続き、
抵抗力が落ち、
ヘルペスになり、
初めて、心を閉ざしてしまいました。
涙はまだでてません。
ある日、一人の仲良し看護師さんが、
静かに、お互いの子どもの話をしに来られました。
そして、その子どものためにも、気持ちがついていかないと、治療できないですよという意味のお話をしてくださいました…
想像以上に心にダメージがあることを自覚した日です。
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